昭和大学 江東豊洲病院 消化器センター

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ご挨拶

昭和大学 江東豊洲病院 消化器センター センター長・教授井上 晴洋

開院から、はや6年が経ちました!

2020年4月12日現在

まずは、本年3月ごろから日本国内でも急速に拡大しております新型コロナ感染症につきまして、亡くなられた方のお冥福を祈りますとともに、罹患されたかたの一刻も早い回復を願っております。新型コロナ感染症の診療として、わたくしども消化器センターも、率先して病院に全面的に協力する形で、病院とともに一丸となって、日々刻々と変化する状況に対応しておりますことをご報告申し上げます。
さて、昭和大学江東豊洲病院は、開院(2014年3月24日)から6年が無事に経過しました。まずは、病院業務をお支えいただいているご関係の各位に御礼を申し上げます。以下に消化器センターの6年経過後の現況を報告いたします。

6年間で医局員(常勤医)の数は2倍に!

最初は25名の常勤医からスタートし、現在は50名を超える常勤医が在籍しております。消化器内科医と消化器外科医が合同で診断・治療にあたるという全国にもほとんど例を見ないシステムも、これまでの6年間、なんの不都合もなく経過してまいりました。むしろ、お互いの専門性に敬意を払い、お互いをカバーしあい、One teamとして、診療にあたるということが当たり前のこととして普通におこなわれています。カンファランスも内科・外科の合同カンファランスしか存在しません。

「最先端で安全性の高い医療コンビニ!」

365日通常の診療・手術をおこなうこと(一週間の平日化)も、自然のこととして完全に定着しました。外来も、内視鏡検査も、手術も、すべて、曜日に関係なく実施されています。病気は曜日を選びません。患者様のニーズにあわせた「最先端で安全性の高い医療コンビニ」でありたいと思っております。

「最先端の内視鏡室と高度の治療内視鏡!」

内視鏡検査も、最新の世界標準の麻酔・鎮静薬を使用して施行おり、患者さまからも高い評価を得ています。「今までで一番楽でした。」との好評を多数えています。件数も、年間で約1万件をはるかに超えております。

「消化器以外の専門科との密な連携!」

わたしたち消化器センターが誇りにおもっておりますことの一つに、他科との連携があります。患者さまに良質の医療を提供するためには、消化器以外の疾患のケアも、消化器と並行して必要となります。たとえば、消化器の病気もあるけれども、心臓も悪いといった場合です。昭和大学江東豊洲病院は、総合病院であり、他の科に優秀な先生方やスタッフがたくさんおられます。そのような他の科の方々と、日ごろから良好な連携をもたせていただいております。そのことが最高の消化器診療を提供するための大前提であると考えております。

「第97回日本消化器内視鏡学会総会が盛会裏に!」

2019春に、第97回日本消化器内視鏡学会の総会(5月31日-6月2日)を当番会長として主催させていただきました。8000人を超える参加者が全国からおみえになり、盛会裏に終了いたしましたことをご報告しますとともに、教室関連のみなさま、関連企業のみなさまにこの場を借りて御礼を申し上げます。

「英語のみの国際内視鏡ライブも世界有数の国際ライブとして定着! 海外から多数の参加者」

毎年恒例となりました“東京ライブ”もしっかりと定着しました。毎年5名を超える世界的に著名なエクスパートの先生をお呼びして、ライブをおこなっております。参加者は年々増えており、150人を超えております。

このように順調、かつ堅実に日々の臨床が進んでおりますことをご報告申し上げますとともに、今後とも、関係各位のご支援をお願い申し上げます。

おかげさまで新病院の開院から3年経ちました!

2017年8月12日 現在

昭和大学江東豊洲病院(新病院)は、開院(2014年3月24日)から3年が無事に経過しました。消化器センターの3年経過後の現況を報告いたします。

  • 25名の常勤医からスタートし、現在は45名の常勤医が在籍しており、患者さまのニーズに、以前にも増して、応えられるような厚みのあるチームとなってきております。開院直後の第一例の患者さまから始まりまして、現在は常時、約90名の入院患者さまを受け入れております。
  • 「内科・外科の共同受け持ちチーム」は完全に定着しまして、医師どうしは言うまでもなく、患者さまからも「安心でできる」との高い評価を得ております。
  • 365日通常の診療・手術をおこなうこと(一週間の平日化)も、自然のこととして完全に定着しました。外来も、内視鏡検査も、手術も、すべて、曜日に関係なく実施されています。「最先端で安全性の高い医療コンビニ」でありたいとおもっております。
  • 内視鏡検査も、最新の世界標準の麻酔・鎮静薬を使用して施行おり、 患者さまからも「今までで一番楽でした。」との好評を多数えています。件数も、年間で約1万件に到達しています。
  • 外科手術も、腹腔鏡下手術(低侵襲手術)を基本として、実施しております。また食道切除・肝切除などの高難易度手術も多数、手がけております。

このように順調、かつ堅実に日々の臨床が進んでおりますことをご報告申し上げますとともに、関係各位のご支援、ご尽力に深謝いたします。

開院時のご挨拶

2014年3月現在

昭和大学 江東豊洲病院は、2014年3月24日にオープンした新しい病院です。
そのなかで消化器センターは、江東区の地域はもとより、全国および海外からの患者さんの診断と治療にあたります。以下に消化器センターの特徴を記載させていただきます。

「内科医・外科医の合同の受け持ちチーム」

消化器センターでは、従来は内科・外科にわかれていた受け持ちチームを一体化して、「内科医・外科医の合同の受け持ちチーム」を実現しました。これまで、私自身、内視鏡治療や手術のため、国内外、とくに欧米の有名病院に数多く訪問する機会がありましたが、この「内科医・外科医の合同受け持ちチーム」は日本初、世界初であろうと思っております。この受け持ち体制をとることにより、内科治療、外科治療の粋を集めて、患者さんに最適な治療が提供できるものと自負しております。

「消化器早期がんの拾い上げと低侵襲治療」

我が国の消化器早期がんの診断と治療は、先達の努力により、まぎれもなく世界のトップを走っております。この最高・最新の診断と治療を、地域の患者さんのみならず、日本全国の患者さん、そして世界中の患者さんの要望にお応えします。この成果の一旦は、消化器内視鏡メーカーとの産学共同研究のたまものです。
例えば、消化管早期がんを見落とすことなく発見しようと思えば、High visionと拡大内視鏡が組み合わされた最新の内視鏡器機が重要となります。われわれは、世界最大の内視鏡メーカーの最新の内視鏡機器を導入することにより、そして早期がんを拾い上げれば、外科の手術ではなく、最新の消化器内視鏡治療により低侵襲の治療を可能としています。
万一、外科の手術となっても、外科の内視鏡(腹腔鏡・胸腔鏡)をつかった低侵襲手術がおこなわれます。これも、われわれの最も得意とするところであり、早期がんに対する外科治療の第一選択としております。

「無痛を超え、“快適”な検査・治療」を目指して!

患者さんの立場からすれば、病院は「痛い・怖い」という負のイメージをお持ちかと思われます。われわれは、麻酔科との協力により、無痛であることを超えて、快適な検査・治療を目指しております。