昭和大学 江東豊洲病院 消化器センター

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ご挨拶|教授(消化器外科) 横山 登

横山 登よこやま のぼる

教授(消化器外科)
昭和大学江東豊洲病院 病院長

最善・最適な消化器疾患治療をチーム医療で実践します

病院長就任のご挨拶

2023年4月より昭和大学江東豊洲病院の病院長に就任いたしました横山登です。1999年4月より現病院の前身である昭和大学附属豊洲病院外科に着任し、豊洲での勤務は23年になります。新井一成先生、笠間毅先生に続く3代目の病院長となることは、身の引き締まる思いです。
昭和大学江東豊洲病院は2014年3月24日に診療を開始し、今年10年目を迎えます。これまでの江東豊洲病院は、地域にも認知され順調に進んできましたが、本当に大切なのはこれからの10年間だと思っています。これからの10年間で「進化する病院」にしたいと思っています。そのために、3つの方策を考えています。
第1番目は、「診療・研究の推進」です。江東区の大学附属病院として、高度先進医療を取り入れ、地域の皆様に貢献していきたいと考えています。大学病院で新しい医療を行うことは、社会的使命でもあります。しかし、安心して医療を受けられる環境は最も大切なことです。私は医療安全管理者を2年間経験しているため、その経験を活かして皆様に質の高い安全な医療を提供していくことに努めていきたいと思います。
第2番目は、「効率的な医療の提供」を心掛けたいと思います。当院は開院以来日曜、祝日も診療をして、地域医療に貢献してきています。2024年には、「医師の働き方改革」がはじまります。そのため長時間労働を是正するためには、患者さんやご家族にもご協力いただくことがあるかもしれません。患者さんにも職員にもやさしい病院でありたいと思っていますので、ご協力よろしくお願いいたします。
第3番目は、「地域医療連携の強化」です。当院は、救急車や地域医療機関からの紹介患者さんを中心に診療し、病状が安定した患者さんは地域医療機関にて経過観察していただく、2人主治医制を基本にしています。地域の医療機関、介護施設等との機能分化・連携を密にした地域完結型医療を基本とした運営を心がけたいと思っています。
この3つの基本方針を「3本の矢」としていきたいと考えています。「3本の矢」とは、戦国武将の毛利元就が、隆元、元春(後の吉川元春)、隆景(後の小早川隆景)という3人の子息に対して授けた教えを指していて、一本の矢では容易に折れるが、三本まとめては折れにくいことから、一族の結束の大切さを説いたものとされています。この3つの方策が充実して、病院は進化できると思っています。 新型コロナウイルスの感染拡大は終息に向かっている状況ですが、これからも昭和大学江東豊洲病院は、安全・安心な医療を目指し、皆様に頼られる病院として努力してまいりますので、引き続き皆様のご支援とご協力をお願いいたします。(2023年4月1日)

開院6年の軌跡

当センターは2014年3月24日に昭和大学附属豊洲病院が移転に伴い、昭和大学江東豊洲病院として新規開院し6年の歳月が過ぎました。開院当初は昭和大学附属4病院より外科内科医が集まりONE SHOWA・ALL SHOWAでスタートしました。井上晴洋センター長の考えで外科・内科の完全な合同医療チームによるチーム医療を掲げ6年間実践してきました。消化器疾患を3つのグループ、上部班・肝胆膵班・下部班に分け、すべての消化器疾患の診療、教育、研究が外科内科共同で行われています。初めの頃はこの合同チーム体制に戸惑いもありましたが現在では完全に新しい医局文化として成り立っています。また、井上センター長の下に多くの国内外から留学生が集まり、この6年間で国内留学生17名、海外留学生14名を受け入れ、英語と日本語で医学教育・臨床・研究が行われており、特に外国人留学生への教育など国際交流の大切さを経験してきました。今後は当センターの特徴を外科内科専攻医制度にも充分役立てていきたいと思っております。
この6年間私は、井上センター長と共に‘日本一’いや‘世界一’の消化器センターを目指し医局作りをしてまいりました。開院当初は25名でスタートしましたが毎年医局員が増え今年度には待望の50名を越える医局に成長しました。私は開院より3年6か月、医局長として医局の立ち上げに尽力してきましたが2017年10月1日より2代目医局長として出口義雄先生が就任され、更なる医局の飛躍に頑張って頂いております。

一人一人の患者さんに真摯に向き合う姿勢「至誠一貫」を忘れない

本来、大学の使命は臨床・教育・研究をバランスよく行い、地域医療の中で最後の砦となるべき施設としての役割を果たすことだと私は考えています。患者さんやその家族のニーズに細かく対応できるよう、最善・最適の治療を選択し実行する能力を身に付けることが求められる姿と考えます。研究や技術だけが優先されることなく、「患者本位の医療」ができる臨床医を育てることであり、それが本学の理念である「至誠一貫」の精神を忘れないことです。そして、さらにこの考え方をチームとして成熟させ実践することが重要であり、そのために個々の力量を高め、目標に向かって協力し合い、力が発揮できるようなチームを作り上げ最善の医療を私たちは提供していきます。まさにONE TEAM、ONE SHOWAの精神です。

次世代を任せる消化器内科・外科医を育成

近年外科医離れ・メジャー離れが進む中、医学部学生や研修医をはじめとする若手医師の“やる気”に充分応えられる“やりがい”をいかにつくり出すことが出来るかを第一に考え、若手医師が満足できる教育・診療体制を井上センター長と共に構築しています。そのためには、既存の交流にとらわれない人事交流をはかり、数多くの活躍の場を与える必要があります。私たち医局は、井上センター長の下に北米・欧州をはじめ国内外から多くの留学生が集い、多くの国内外の医療機関と連携し、人材交流を活発に行い、次世代を託せる消化器内科・外科医を育成し、ともに成長していきたいと考えております。
私たちは初心を忘れることなく、これからも足元をしっかりと固めつつ、目標を定め進んで参りたいと思います。今後ともご指導ご支援のほどよろしくお願いいたします。

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