令和8年9月19日(土)、海運クラブにて開催された第391回日本消化器病学会関東支部例会に参加いたしました。
本会は、関東地区の消化器病診療に携わる医師が一堂に会し、日常診療で経験した症例や最新の知見について活発な議論が行われる学術集会です。
今回私は、「感染を伴う巨大胃壁外発育型GISTに対しEUS下LAMSドレナージ後に切除し得た1例」と題して発表させていただきました。
本症例は、感染を伴う約16 cmの巨大胃壁外発育型GISTで、保存的治療では感染の改善が得られなかったため、超音波内視鏡(EUS)下にLAMS(Lumen-Apposing Metal Stent)を留置しました。
これにより感染を制御し、その後の安全な外科的切除および確定診断へつなげることができました。
LAMSは主に膵周囲液体貯留やWON、急性胆嚢炎などに対するドレナージに用いられていますが、感染を伴う胃壁外発育型GISTに対する使用報告は極めて限られています。
本発表では、LAMSが感染制御から外科的切除への橋渡しとして有用な治療選択肢となり得ることについて報告いたしました。
今回は私にとって初めての学会発表であり、演題の準備からスライドの構成、発表の組み立て方に至るまで、指導医の先生方には日々の診療でご多忙のなか、一から丁寧にご指導いただきました。
また、他施設から報告された多彩な症例や治療方針に触れ、自身の知識を深めるとともに、日常診療における視野を広げる貴重な機会となりました。
12月には日本消化器内視鏡学会での発表も予定しているため、今回得た経験を生かし、より分かりやすく意義のある発表ができるよう、引き続き研鑽を重ねてまいります。
最後に、本学会への参加および発表にあたり、ご多忙のなか丁寧にご指導いただきました先生方に、心より感謝申し上げます。
文責:消化器センター 消化器内科 高橋 麻有

■ 医局員の発表一覧
◯縫 拓也先生 「専攻医セッション」
・腫瘍を先進部とし、異なる臨床経過を呈した成人小腸重積症の2例
◯高橋 麻有先生 「専攻医セッション」
・感染を伴う巨大胃壁外発育型GISTに対しEUS下LAMSドレナージ後に切除し得た1例


